安カッコイイ家を作ろう

建て主の希望通りで、住み心地が良く、カッコイイ家を安く建てることはできるのか? ローコストメーカーでの最初で最後の家造り奮闘記。

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写っている屋根は2階の屋根です。

我が家の近所は、だいたい同じ時期に開発された住宅地です。

旧自宅のボロさはこの界隈随一だったとはいえ、他のお宅もそろそろ耐用年数いっぱいくらい。
世帯主が世代交代する時期でもあり、好景気の影響もあってか、自宅周辺の狭い範囲だけでもこの1年で10軒近い建て替えがありました。

写真のお宅もそのひとつ。

ハウスメーカーは、大きな住宅公園には必ず出店してるはずの大手輸入住宅メーカーです。
そのメーカーの話は直接には聞いていませんが、住宅公園出店の別のメーカーの営業さん曰く、「ここに出てるメーカーの家はどこも3500万以下では建てられないと思います」というご予算帯。

建坪の違いや実際には少しは割り引いてくれるかも?という疑問もあるので、大まけにまけて3000万円でお建てになられたとしましょう(他所のお宅にあつかましい)。
それでも、外構、エアコン4機や冷蔵庫・液晶テレビを含む家電、ほとんど全部の家具の買い替え、施主支給のバス・洗面・キッチンの代金を含んだ我が家の新築総額より多いくらいです(本当に安くできたと誇るべきなのか、恥じるべきなのか…)。

要するに、我がアイフルホームさんよりもはるかに、知名度、価格帯、建てた住宅のランクで上を行くハウスメーカーによる施工です。

が。

アップライトのピアノを大型クレーンで吊り上げて、家をまたいで2階の屋根越しに搬入しなければならないという家の構造、間取りプランとは、いかがなものなのでしょうか???というのが、これを見たときの正直な感想です。

他に大型の家具や大きな仏壇とかがあったらどうするのかとか。
その度に大型クレーンで吊って屋根をまたぐのかとか。
いっそ、壁を作る前に大きな物は搬入しておいたほうがよかったのかもねとか。
って、入れたらもう出せないってボトルシップか、とか(<ツッコミ)。

こちらのお宅はほぼ四角の敷地で、三方を隣家に囲まれているとはいえ、四角の一辺は全面、4m公道に接しているのです。

もちろん、家庭ごとのライフスタイル、暮らし方があるのでどうこう言うほうがおかしいのですが、しかし、しかし、唯一公道に接している面に、玄関以外の開口部がない、掃き出し窓は玄関の反対側、つまり三方
を隣家に囲まれたどんつきの方向だけっていう間取りは、安全面的に、どうなんでしょうか。
しかもその玄関、アップライトのピアノを入れられないような間口、構造なんですよ。

そちらのお宅は中年〜高齢のご家族が住んでいて、今後世代が若返ることもなさそうです。

将来、車椅子が必要になったら?
もしも火事になったら避難路は?
他所のお宅に失礼な詮索ではありますが、心配になってしまいます。

実は、そのお宅がまだ建設中に、作業中の職人さんが普通よりもかなり高く、そして狭い玄関のタタキから後ろ向きに転がり落ちるのを目撃しました(上手に受身を取られて何事もなく立ち上がりましたが)。

メーカーの営業さんは、注文主の家族構成やライフスタイルなどに配慮した上で、建主の希望を入れたプランを出してくれたのではなかったのでしょうか?
ハウスメーカーさんが、福祉先進国のイメージを全面に出しているだけに、なんというか、余計に白々しさ募る気持ちです。

もっとも、実を言えば我が家の場合も大差はないと言えるのかもしれませんが。
いずれ記事に書きますが、あれだけ何度も何度も打ち合わせをして念をおしたにも関わらず、いざ現場に来て見れば、希望したことがひとつも現場担当のAさんに伝わっていないということがあまりにも多く、正直呆れ果てたのも事実です。

幸い、我が家は仮家と建築中の自宅が近く、ほぼ毎週末現場をチェックできましたし、図面も、仕様書も、擦り切れるほど何度も何度も読み返してチェックしていたので、あれ?と思うことはすぐにAさんに問いただして直すことができました。

当時は、こういう所がローコストメーカーのクオリティーなのかなあ、大手メーカーだったら先手先手を打って痒いところに手を届かせてくれるのかなあ、でも結果的に希望通りの家が建ったからまあいいか、くらいな気持ちだったのですが、大手だから大丈夫、ということはないんですね。

結局は、いい家、希望通りの家を建てたい、という施主の労を惜しまぬ熱意なのかとも思います。
もちろん、それに応えてくれるメーカー担当者さんとの巡りあわせというのもあります。
情報の伝達に少々の問題はありましたが、それ以外は、アイフルホーム狭山店さんは本当によいメーカーさんでしたよ。

また、プロには常識でも建築素人の施主にはまったく気付かないような点についても、往々にして説明不十分になり、後になって「え? なにコレ? 聞いてないよ!」ということもけっこうあると思います。

素人は「え〜、それはちょっと…」と思っても「建築法の規制なら仕方ないか」と諦めてしまいがちですが、プランの段階で気付いて相談できれば、きちんと建築法を守り安全性も問題のない形で、しかも満足のできる解決法を出してくれることも多いのです。
何しろ、相手はプロですから!

ですので、ハウスメーカーが常に先手を打ってくれているはず、などと思い込まず、図面が出た段階で、家具はどこに何を置くか、健康状態が変わったらどうするか、家族が増えたら、などなど、新しい家で送るライフプランをたっぷりじっくりシュミレーションするのはとても大切だと思います。
新居に持ってゆく家具があるのなら大きさ(高さも)を測って、これはここに置こう、これはあそこに置いたら便利かも、などアレコレ考えてください。

とても役立つし、とても楽しい作業だと思います。
ピアノが空を飛ばなくてもいいように、ね。












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クレーンクレーンとは、巨大なものや重いものを吊り上げて運ぶ機械。起重機。形状がツル目|鶴 (crane) に似るところから名づけられた。「吊る→つる→鶴」に由来するという俗説があるが、日本語固有の表現ではなく、誤りである。.wikilis{font-size:10px;color:#666666;}

2007.10.07 08:43 | 建築って何?

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